解離という病気のため、
本来、普通の人ならばひとつに繋がる記憶が
私の場合はバラバラになってしまう症状があります。
なので主治医からは
できる限り、生活では
記録をつけるようにとは言われており、
ノートや写真や動画などを
こまめに撮ったりつけるようにしています。
でも、やっぱり途切れる時は
途切れてしまいます。苦笑
ふっと我に返って
少し前に新しく買った記録ノートを見たら
すでに10月13日で途切れてました。
断片的に記憶はあるものの
このあたりは
カメラ付きドアホンを設置してから2週間ほど
隣人達が謎の動きを始めた頃なので
そこで、また警戒することで
解離が頻発したのだと思います。
記録を書ける私と、
記録を書かない私。
解離しても記録メモがきちんと残ってることも
あるのですが、いつも必ずではありません。
なので、騒音対策以外に
最近は私の生活記録としても
24時間録画の見守りカメラは大活躍です。
(買ってよかった)
記憶がなくても、途切れても
主治医からの指示されたルールの元ですが
私の場合は、
天涯孤独気味のひとり暮らしで
それなりに生活はできています。
記憶がない日の自分が
勝手に動いている映像を見たり、
記録のメモに目を通すのは
もちろん気味が悪い部分もあります。
それでも治療には必要なことなので…
これもそのうち慣れたらいいなと思います。
(そのうち、そのうちで4年目ですが。)
ひとつ、あまり誤解はされたくないので、
ちょっとだけ私が思うことを
書いておきたいと思います。
私は解離(解離性同一性障害含む)
という病気ですが
カツラを被ったりして、私は〇〇(名前)です!
とか、自己紹介したり
人格の交代のコントロールなどは
私には今まで起こったことはなく
症状のコントロールも一切できません。
少なくとも、私に関わってくださっている
主治医や看護師さんなどの経験からは
今までの解離の患者では
そういったケースは見たことがないそうです。
実際の解離という症状は
ドラマやアニメの二重人格のような
ドラマチックな症状や発作ではなく、
もうちょっと病的で不穏な感じだと思います。
(病的と自分で言うのもなんですが。笑)
とはいえ、色々な事情を抱えている方がおり
他の精神疾患や、発達症の影響などによって、
ご自身は嘘をついているつもりが本当になく
本気で、自分自身が
「解離性同一性障害である」と信じている方も
SNSなど比較的多くいるように感じます。
服薬されてるお薬などで
何と無く別の病気かなとわかる方も多いです。
実は、本当に解離の場合だと
精神科のお薬は飲めないものも多いのです。
(特にベンゾジアゼピン系はNGとされます)
私も治療開始して4年目。
実はずっと、この漢方のみ。
一度、あまりの睡眠不足を理由に
睡眠薬の処方をお願いしましたが
君は解離だから、
睡眠薬はそう簡単に処方できないんだよ。
と、ホルモン調整剤になったぐらいです。
苦笑
発達や、病気によっては
思い込みが強くなってしまったり、
解離の症状のひとつでもある
離人症(現実感消失症)の症状を
同一性障害と勘違いして思い込んでいる方も。
時々、本物だ偽物だという話題にもなりますが
何にせよ、病気の症状があるということで
そっとしてあげてほしいなと思います。
(私も含め。でしょうけど)
でも、もしも
私も嘘とか、誤診とか、思い込みならば
どんなに嬉しいかなとも思いますが…
記憶が途切れているのがわかる度に
そうじゃないことを思い知らされます。
前にも主治医に聞いたことはあるんです。
私:「先生、私は解離じゃないって可能性は…」
先生:「本当に解離だから大丈夫だよ。
どの精神科医が診ても
君は解離としか診断されないから大丈夫。」
本当に解離だから大丈夫だよ。
この大丈夫という内容を聞いて
私は喜ぶべきなのか落ち込むべきなのか。
妙に複雑な気分になった
ある診療日をふと今思い出してしまいました。
苦笑
それでは今日も平穏でゆるい一日を。